# ぬすびとのひるね
ぬ
盗人の昼寝

種類:江戸かるた, 大阪かるた
盗人が夜の盗みに備えて昼寝するように、だらしない行動にも理由がある——三年前は気づかず、見当違いの話を書いていた。そしてこのページ自体、公開から3年以上、Googleに一度もインデックスされていなかった。記事の昼寝、ここに目覚める。
このページ、三年前に作ったものを読み返して、 正直、恥ずかしくなった。
やっつけ仕事だった。
本来の意味を、十分に調べもせず、 強引な社会批評へと突っ走っていた。 今日は、まず訂正させていただく。
盗人の昼寝とは、こういう意味である。
盗人は、夜の盗みに備えて、昼間のうちに眠っておく。 傍から見れば、ただだらしなく寝ているだけに見える。 だが本人には、ちゃんとした理由と、深い思惑がある。
つまりこのことわざは、 「一見、何の意味もなさそうな、だらしない行動にも、 実はちゃんとした理由がある」ということを説いた言葉なのだ。
盗人の善悪の話ではない。行動の裏側の話である。
この意味を知って、はっとした。
というのも、私はこの連載で、 何度も似たようなことを書いてきたからだ。
沖縄に行くと、ヤシの木を見た瞬間にやる気が蒸発する。 怠け者を自称し、ダラダラしていると公言してきた。
だが、同じ口で、こうも書いていた。
「怠け者のくせに、創作だけは勤勉」
沖縄で寝転んでいるように見えて、 実は次に描く絵の構図を、頭の中で温めていた。 傍から見れば怠けているだけの時間に、 本人にはちゃんとした理由があった——
これは、盗人の昼寝と、まったく同じ構造である。
なんのことはない、三年前の私は、 自分自身をそのまま説明することわざを前にして、 それに気づかず、見当違いの話を書いていたのだ。
メインの絵は、盗んだ金塊の山に寄りかかり、 盗人が昼寝をしている場面である。
非常に直球な表現だが、これはこれで分かりやすい。 昼寝という行為そのものは、ここでは装飾がいらない。 枕が金塊である、という一点だけで、 「これは只者の昼寝ではない」と、十分に伝わる。
科学的な補足を一つ、残しておきたい。
金は熱伝導率が高い。
こんなところに寄りかかって寝たら、 体温はどんどん金塊に奪われていき、 盗人は風邪をひくはずである。
深い思惑を持って昼寝をしていても、 枕の選び方までは、完璧ではなかったらしい。 理由のある行動にも、詰めの甘さは残るものである。
さて、この記事に添えるイラストは、 「昼寝」というキーワードを持つ作品にした。
数えてみると、100点を超える大所帯である。
可愛らしい女の子の寝顔、丸くなった猫の昼寝、 だらしなく伸びきった寝相—— 理由のありそうなものも、なさそうなものも、様々ある。
だが、このことわざを知った今、少し見方が変わった。
眠っている姿だけを見て、 「何もしていない」と決めつけるのは、早計かもしれない。
盗人にも、沖縄の私にも、 そして、この100点の中の誰かにも—— 昼寝の裏には、ちゃんとした理由があるものなのだ。
最後に、一つ、正直に書いておきたいことがある。
このページ自体、公開から3年以上、 Googleに一度もインデックスされていなかった。
Search Consoleで確認して、判明した。 存在してはいたが、検索結果には、一度も現れていなかったのだ。
理由は、今回の訂正で、うすうす見当がついている。 出典を十分に調べず、内容も薄く、 そして何より、他のどのページからもリンクされていない、 孤立した一軒だった。
眠っているように見えて、実は理由がある—— そう書いた、まさにこの記事自身が、 三年間、誰にも気づかれず、本当に眠っていたのである。
盗人の昼寝、ならぬ、記事の昼寝。
今回、内容を建て替え、 100点を超える昼寝イラストへのリンクを新たに張ったところ、 Google側にインデックス登録をリクエストし、無事に受理された。
長い昼寝から、ようやく目を覚ましたところである。 これから、夜の仕事——ではなく、検索結果への登場に、 励んでもらうことにする。
盗人の昼寝|怠けているように見えて、実は

👆17521 点の検索可能な独自イラスト